加齢に伴って、不調に気づかなくなる。
皮膚や内臓の感覚は、加齢に伴って鈍くなっていきます。
暑さや寒さ、のどの渇き、空腹、便意などの様々な感覚に気づきにくくなっているのです。
更に体力や免疫力なども少しずつ衰えていきます。
本人が気付かないうちに、脱水症や低栄養などに陥ってしまうケースも珍しくありません。
高齢者の方には、不調に気付かないまま、何となく不機嫌になったり、怒りっぽくなったりすることもよくあります。本人が言葉で不調を訴える事が出来なくても周囲の気づきがあると、熱中症なども減るのでしょうねぇ!
気を付けるべき3つのポイント
1.体温調節
日本は四季があるため、きせつの変わり目の寒暖差に気を付けることです。
朝夕の温度差は高齢の方にとって、体温調節がうまくいかず、自律神経が乱れやすいのです。
室温はエアコンで調節し、湿度も管理。
朝夕の冷え込みには、着脱しやすいカーディガンやひざ掛けを用意して、「チョット、冷えてきたわね!羽織ったら・・・・・・」と声をかけましょう・
外出時は、日傘や帽子も携帯しましょう。
2.水分補給
高齢になると、のどの渇きを自覚しにくいようです。脱水気味になります。
ぼんやりしていたり、便秘やむくみがある時は要注意!少しづつ、こまめに水分補給を!
3.食事の事
加齢に伴って消費エネルギーが少なくなると食欲が減退しやすくなります。
特に認知症の方は不安や心配事があるとそのことで頭がいっぱいになり、食事に意識が向かなくなることがあります。
食欲不振は体調不良のサインと考えて本人の様子をよく観察しましょう。
無理に食べさせたり、食べないことを責めたりしないで、リラックスできる環境を考えること。
また、薬の副作用で食欲低下や食欲不振になってしまうケースもあります。
食事や服薬のタイミング、内容や量をメモしておいて、ケアマネや主治医に相談しましょう。
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